Karenでは、みなさまのグリーンライフをお手伝いさせていただきます。

アネモネ 10球入り

1,500円(内税)

アネモネについて
アネモネは、和名でボタンイチゲ(牡丹一華)と呼び、キンポウゲ科イチリンソウ属(アネモネ属)の植物です。


古くから人との関わりが深く、神話や伝説にも多く登場しており、ヨーロッパ南部から地中海東部沿岸地域の原生地から各地への伝播には、十字軍や巡礼者が関わっていると言われています。イスラエルでは2013年からシクラメンから国花になっています。


原生地の地中海地方では、比較的雨の多い冬に生育し、初夏に地上部が枯れると球根となり、暑く乾燥する夏を越すとされていますが、日本では、涼しくなる秋に芽を出し、春に咲いて夏前に地上部を枯らし、塊根をつくって休眠します。


一般に春先に花が咲きますが、一重のものから八重咲きのもの、花色も桃色、青、赤、白。草丈も切花用の高性のものから矮性種まで、様々な園芸品種が栽培されています。




花言葉
アネモネの花言葉は「はかない恋」「恋の苦しみ」「見捨てられた」「見放された」で、一見、プロポーズには適さないように思われますが、赤いアネモネは「君を愛す」、紫のアネモネは「あなたを信じて待つ」という意味があり、球根で求婚するのには、赤色や紫色のアネモネがピッタリではないでしょうか。


育て方
球根は直径1センチあまりの不定形の固まりですが、とがっているほうを下にして、9月末から11月はじめに植え付けます。株間は20cmくらい、鉢に植える場合は、6寸鉢に3球植えにするのが一般的です。覆土は2cmくらい。水はけと日当たりのよい場所に植えつけ、多肥を避け管理すれば、何年も植えっぱなしで花を咲かせ続けることができます。


花つきの株を真冬に手に入れた場合は、凍らない場所に置きましょう。
球根を植えた鉢は、芽が出てから地上部が枯れる初夏までの間は、風通しのよい戸外の日なたに置きます。庭植えにする場合は、水はけと風通しのよい日なたを選んで球根を植えつけます。ロックガーデンにも適します。


鉢植えでは、軽く湿らせた用土に球根を植えつけるので、植えつけ直後は水を与えずに、4〜5日たってから水やりします。その後は、初夏に地上部が枯れるまで、用土の表面が乾いたらたっぷり水を与えます。地上部が枯れたら水やりを中止し、雨のかからない日陰に置いて鉢土を完全に乾かします。雨水がかかる庭植えでは、水やりは不要です。


鉢植えでは、肥料が少ないと花がたくさん咲かないため、10月から3月の間は2週に1回ほど、薄めの液体肥料(N-P-K=6-10-5)を施します。ただし、晩春まで肥料を与え続けると、球根が充実しないので注意が必要です。


掘り上げてすぐの乾燥させていないアネモネの球根は、そのまま植えつけてもかまいません。乾燥させた球根を植える場合は、10月以降が適期です。まだ気温が高い時期に、急激に吸水させると球根が腐りやすいので、まず軽く湿らせたバーミキュライトや清潔な砂に球根を埋めて、冷蔵庫内で1週間ほどかけてゆっくり吸水させてから植えつけましょう。気温が下がる11月以降は、球根を事前に吸水させずに植えつけてかまいません。鉢植えの場合の用土は軽く湿らせておき、土が球根の上に1cmほどかかる程度に浅く植えつけます。球根の上下がわかりにくいので、迷ったときは横向きに植えつけましょう。
庭植えにする場合、植えつけ場所にあらかじめ腐葉土を混ぜて有機質をふやし、苦土石灰、もしくは有機石灰を混ぜて、酸度調整をしておきます。


6月から8月に球根を掘り上げたとき、球根を切り分けて株をふやすことができます。



※写真は開花時のイメージです。
保存環境や栽培方法によっては発芽しない場合がございます。